
機動戦士ガンダムOO 第20話「変革の刃」鑑賞記
本放送は最終回を迎えましたが、この鑑賞記にはあと少しお付き合い下さい。
この時代は腕や足を欠損しても細胞の再生治療により失われた箇所を取り戻すことが出来るようです。もちろんどの程度のものが復活できるのか分かりませんが。しかし鬼畜女の愚行により失われたルイスの左手はGN粒子の副作用みたいなもので再生治療そのものが出来ないとのこと。その結果と、ルイスからのメールで涙する沙慈…
それにしてもこのルイスからのメール、よく文面を読むとそれはそれで泣ける(;つД`) 以下全文。
「もう飛行機に乗った?
ひょっとしてまだスペインにいたりして。
授業もだいぶ欠席してると思うから、
急いで帰らなきゃダメだよ。
お姉さんにもよろしく。
沙慈の夢は、私と2人の夢なんだから、
しっかり勉強がんばってください。
宇宙で待ってて。
すぐに追いつくから。」
そこに挿入されるルイスと二人で見た地球。泣ける、ガンダムシリーズ中でも屈指の名シーンや…ルイスの強さにも泣けた…前回も書いたけど俺の仲でルイス株急上昇。最高値を更新中…
前回の引きで何やら怪しげな施設に赴き、怪しげな兵器を手に入れた各国陣営。その影響からか突然の軍事同盟。国連監視下における連合軍が発足したようです。彼らにとってはCBもスローネも同じ「ソレスタル・ビーイング」であることには変わりないわけで、CBを取り巻く環境はよりいっそう厳しいものになってきたわけです。しかし、それはCBの計画の第一段階だそうです。
まぁ言ってみれば世界が「一つ」になったわけですから。もちろん各国ともその腹の内はどうなっているのか分かりませんが。
そしていつの間にかティエリアの一人称が「僕」に変わってます。徐々に壊れてきたか、ティエリア。
そして宇宙ではCBにも新たな動きが。以前マッチョ男ことラッセが言っていたGNアームズなる兵器がロールアウトしたそうで、メカニックのオッサンとラッセで受領に赴くようです。
ユニオンの基地では前回グラハムがスローネ・アインから奪ったビームサーベルの調査結果をチョンマゲくんに聞きに来ます。しかしそこで衝撃の事実が。CBに裏切り者が出た、そしてその裏切り者はGNドライブ搭載型のMS30機を提供してきた、と。なるほど前回のラストで各国陣営が目にしたのはそれだったわけですね。しかしグラハムはその機体に搭乗することを拒みます。ハワードの墓前に誓ったように、「フラッグで」ガンダムを倒すことに拘るようです。「男の誓いに訂正はない」と断言しちゃった。
人革連ではそのGNドライブ搭載型MSの姿を拝むことが出来ます。人革連に10機ということはおそらく3陣営に各10機ずつ。当然の如くピーリス少尉もこの新型MSに搭乗するようです。それにしても結構カッコイイね、このMS。
さらにAEU。ロングヘアの美女。あ、マネキン大佐っすか。新型MSの人選を考えていると来訪者が…ってコーラサワーじゃん。何デート誘って…いやOKなんかよ!?まさかのカップル成立です。
リニアトレイン公社会長別荘ではサーシェスとヒゲ親父ラグナ・ハーヴェイ総裁が会談中。ラグナって…こいつか。JNNの取材攻勢を受けているようです。サーシェスは搬送中の新型を一機割り当ててくれと。そして会話の中から察するに、ラグナ総裁はゲーリー・ビアッジではなくアリー・アル・サーシェスという人間と知って接している様子。サーシェスも意味深なことを口にするし、ラグナも何やらたくらんでいる様子。
そして取材を申し込んでいたJNNの記者って絹江さん。別荘から出てきたサーシェスに接触します。危険な予感。徐々に真実に近づく絹江さん。おもむろにGNドライブの存在を口にし、そして真実を語りだすサーシェス。自らを人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよと評価しながらも笑みを浮かべ…そして日本へ帰ってきた沙慈はルイスのことを思いながら絹江の帰りを待ちます。しかしとある街の路地裏で絹江さんは殺害されてしまいました…
ユニオンの低機動ステーションから旅立つアレハンドロ。リボンズとともにヴェーダの本体の場所を突き止めた彼らはそこへ向かうようです。そしてアレハンドロは監視者の立場を逸脱し、計画への介入を図ろうというのでしょう。そのためにはリボンズの力が必要なようです。コイツは何者だ?
スローネ3兄妹の元には王留美が。また背中が開いてる服です。どうやら彼女もまた何らかの独自の行動を起こそうということのようです。彼女もまた黒幕候補の一人になりました。紅龍はそんな彼女に問いかけます。「それほどまでに今の世界がお嫌いですか?」と。しかし彼女はあっさりと「変わらないのなら壊れてしまっても良い」と答えます。一体何があった、王留美!?
で、スローネ3兄妹の新たなミッションは人革連の基地の攻撃。今までと同じく圧倒的な戦力で基地を壊滅させていきますが、そこへ現れたのは例の新型MSの編隊。スローネ3兄妹も知らなかったようです。裏切り者がこいつらではないとするとアレハンドロ、リボンズもしくは王留美?プトレマイオスのメンバーの中にいるなんてオチはないだろう。
ちなみにこのMSの名前はジンクスというそうです。基本的な機体性能が同じだからでしょうか、もちろん数で圧倒しているということもあるのでしょうがスローネ3機はあっという間に撤退していきます。セルゲイ中佐は「もはやガンダムなど恐るるに足らん!」と叫ぶし、ピーリス少尉は自分の反応速度についてくる機体に目を輝かせながら「これが…ガンダム!」と歓喜します。
そしてガンダム相手の勝利に沸く基地をみて中佐が一言。「少尉は初めて味わうんだったな。これが、勝利の美酒というものだ」いちいち言うことがかっこいいね、このオッサンは。
それをモニターしていたCB。GNドライブ搭載型MSの存在に一同が驚愕します。王留美はこの状況が面白くてしょうがない様子。それほどまでに世界の変革が見たいか。
そして月に辿り着いたアレハンドロ。月面に設置された施設の中にあるのは…ヴェーダ。