機動戦士ガンダムOO 第21話「滅びの道」鑑賞記

いよいよ物語も佳境です。いや、こっちの話です。

絹江の亡骸と対面する沙慈。ここ数話でどんどん不幸になっていく彼に救いの日は来るのでしょうか…OPテーマのバックでルイスとじゃれる沙慈が切なくてしょうがないです。

月面でヴェーダの本体に辿り着いたアレハンドロとリボンズ。どうやら彼のこの行動はコーナー家の悲願でもあるようです。
CBでは画像にてジンクスを確認。刹那は自分たちのこれまでの行動が報われないことに焦りを隠せません。また、スローネ3兄妹もラグナとの連絡が取れなくなっている様子。様々なことが急激なスピードで変わり始めました。

アレハンドロとリボンズはヴェーダの掌握に取り掛かっているようです。ってもアレハンドロには何もすることがないのでリボンズに退屈しのぎの情報を開示してもらってます。それによるとラグナはジンクスの配置を完了。そしてこれをもって彼の役目は終了のようです。どうやら彼も消されるみたいですね。

さらにはユニオンの高軌道ステーション。ジンクスを見つめるのはグラハムの部下ダリル。彼はグラハムとは違い、ガンダムを打倒するためにフラッグを降りるという決断をしたようです。そこへ近づくコーラサワー。すっかりギャグキャラが板について…放送前の情報では名前はともかくライバルキャラの一人みたいな扱いだったのに…ところでいつの間にかマネキン大佐のコーラサワーの呼び方が「パトリック」になってるんですが…あの夜なんかあった?

一方プトレマイオスではクリス、フェルトがヴェーダから独立したガンダムのシステムを構築しているようです。こちらはこちらで何らかの対策を取っているようですね。そしてスメラギさんからの差し入れは酒。最初に比べるとフェルトも随分表情が豊かになってきました。ティエリアはヴェーダなしでの戦いに不安を感じているようです。そこへロックオン登場。ヴェーダがなくても俺たちにはガンダムとスメラギさんの戦況予測がある、と励まします。が素直でないティエリアはスメラギさんの「過去に犯した罪」を持ち出して当てにならないと突っぱねます。この「過去に犯した罪」って解明されるんでしょうか。ロックオンは人間だから間違いはある、それを払拭するために努力する。それが人間だ、と諭します。この発言でティエリアは普通の人間でないことが確定。

場面は変わって刹那。ここは…クルジス?また勝手に地球に下りたか?そこへ刹那を本名で呼ぶマリナ。ああ、これは夢か、夢だな。そしてマリナは刹那にもう戦わなくていいと優しく告げます。そこで目が覚める刹那。彼は自身が戦いを止めたがっているのかと自問自答します。

そしてスローネ3兄妹の本拠地を襲う人革連のジンクス部隊。しかしスローネ・アインのハイメガ・ランチャーでの先制攻撃を受け一機撃墜されてしまいます。ヨハンの口ぶりからしてラグナ・ハーヴェイが彼らのボスであることは間違いなし。そしておそらく彼を暗殺したのも…そしてプトレマイオスにもジンクス部隊19機が迫ります。

場面変わって絹江さんの遺品の前で絹江さんの上司との会話を回想する沙慈。沙慈と絹江さんの父親は有名なジャーナリストだったようです。「事実を求め、つなぎ合わせれば、そこに真実がある」その信念を受け継いだ娘が、信念を貫いたがゆえに命を落とすことになることを、彼は予想できたでしょうか?沙慈も子供ではありません。絹江の死を事故死などとはおもっていないようです。しかしそこで告げられたのは残酷な真実。何となく沙慈が復讐鬼になりそうな予感がします…それは…やだなぁ。

さてプトレマイオスに迫るジンクス部隊の中にはダリルやコーラサワーがいるようです。ユニオンとAEUに割り当てられたジンクスの数は20機のはず。一機足りないのはやはりサーシェスが?
これまでイナクトやフラッグ相手に無敵を誇ってきたガンダムたちも同性能の機体だと途端に苦戦します。パイロットとしての能力は総じて高くないのかな、マイスターたちは。
そして苦戦している最中に突如ガンダムに異変が。ヴェーダからのバックアップが解かれた機体はシステムエラーを起こし、制御不能に。その事実にマイスターたちは一様に驚愕しますが、おそらくヴェーダと何らかの関係があるティエリアは自失状態に。
刹那は「諦めモード」?アレハンドロによると世界統一のためにはCBの敗北は必須事項とのこと。アレルヤの呟いた「僕らの滅びは計画のうち…」というのもあながち間違いではなさそうです。
スメラギさんはこれを予測していたようで先ほどクリスとフェルトが用意していたシステムへの書き換えを指示。刹那はついにマリナの幻覚を見ますが、それで何か吹っ切れたようです。刹那の中でマリナの存在というのは確実に重要なファクターを占めていることが伺えます。それがいいほうなのかどうなのかは、今回のを見る限りではちょっと分かりかねますが。タイミングを同じくしてスメラギさんの用意していたシステムが機動、各ガンダムは再起動しますが、ヴァーチェだけはエラーが出て起動しません。おそらくティエリアとヴェーダは直接リンクしていて、それが何らかの障害になっているのでしょう。好き勝手暴れる刹那とは違い、ロックオン、アレルヤは身動きの取れないヴァーチェをかばいながらの戦闘で徐々に押されていきます。そしてその一瞬の隙をついてコーラサワーがヴァーチェに肉薄。絶体絶命のティエリアを救ったのは…

ロックオンでした。その身を投げ出しヴァーチェを守ります。しかし…
なおも迫るコーラサワー、今度こそと思われた瞬間一条のビームの光がティエリアを守ります。そこに現れたのはラッセ。彼の搭乗しているのがGNアームズ。そして彼自身のパイロット能力も高いようで、ジンクスを一機撃墜します。
新手の襲撃に国連軍は一時撤退。圧倒的な戦力差がある以上、消耗戦に持っていけば確実に勝利できると考えているのでしょう。
ハロがロックオン負傷と言っているので何とか生きてはいるのでしょうが…戦力が更に減ってしまいました。どうなるCB。そしてティエリア使えなさ過ぎ。序盤の偉そうな態度は何処へいった!?




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