機動戦士ガンダムOO 第18話「悪意の矛先」鑑賞記

いやいや、マイペースって言葉がこんなにステキな言葉だとは思わずにいました。本放送はもう最終回を迎えようとしておりますが、テクテクと歩んでいきたいと思います。

冒頭、いきなりスローネ3兄妹が大暴れです。AEUの軍事施設を攻撃し、民間人をも巻き込むことを持さないその悪行っぷりにロックオンは「世界の悪意が聞こえるようだぜ」と呟き、刹那は「あれがガンダムのすることなのか…」と嘆きます。ガンダム評価しすぎな刹那くん。がんばれよ。

各国陣営は合同演習の際に突如現れた新型ガンダムの猛威に怯えます。ユニオンの大統領が「ガンダムの逆鱗に触れてしまったのか」というのが言い得て妙で、ちょっとお気に入りです。

アレハンドロと会談を行なう王留美、アレハンドロも新型ガンダムのことを知らないという事実に驚きます。ところでアレハンドロはCBの監視者というポジションが明確になりましたが、彼女のポジションって何なんでしょう。スポンサー…って訳でもないし、監視者でもないようだし、ミッションプランを考えているわけでもないし。強いて言うなら傍観者?それ一般人。
一方プトレマイオスでは前回スローネ・アインを(勝手に)分析した分析結果が出て、全員でミーティング中。装甲やシステムは同じ。しかしGNドライブ、つまり太陽炉は似て異なる擬似太陽炉。スメラギさんの予測はヴェーダがハッキングされたのではないかということ。と同時に物事に絶対はない、と告げます。確かにコンピュータである以上ハッキングされる可能性はありますね。それか裏切り者がいて情報をリークしていたか。裏切り者がいるのは確定らしいですが。
ティエリアはヴェーダにアクセスしています。生身でアクセスできるところからして彼は普通の人間ではないのかも。そしてやはりヴェーダのデータが改竄されていました。さらにそのデータにはティエリアがアクセスできなくなっています。その事実にティエリアが驚愕しているときに場面がリボンズに変わります。奴か。
メカニックのオッサンは王留美に期待と言ってますが、彼女は諜報部?とかそんな感じなんでしょうか。でもその王留美はトリニティのやり方を無謀としながらも、世界が変わるならそれを受け入れるようです。こいつもちょっとひと悶着ありそうですね。

グラハムとダリルは前回スローネ・ツヴァイに堕とされたハワードの墓参りに。グラハムの上官殺しというのはフラッグの性能実験中に誤って上官の乗る機体を撃ち落したかなんかのようですね。そしてハワードの墓標にグラハムは誓います。フラッグでガンダムを倒す、と。彼なら普通に出来そうなもんですが。特に刹那辺りなら楽勝…じゃない?

アメリカのとあるバーでは絹江さんが変なヘアスタイルの兵士と密談。この兵士はスローネ・ドライのパイロットを見たようです。ネーナも迂闊だな。刹那たちが「ヴェーダに報告」するように彼女たちはヴェーダにアクセスすると同時に「ラグナ」に報告するようです。絹江さんと別れたこの兵士は消されてしまいます。つまりこの情報を入手した絹江さんも…!?逃げてー!!

そして場面は一転華やかな結婚式会場へ。ルイスが行ってる結婚式のようです。テレビ電話で沙慈に報告するルイス。突然その電話が切れます。その会場の上空を飛ぶガンダム・スローネ3機。するとネーナが結婚式会場を見つけてぼやきます。そして怪しい笑みを浮かべ…

ちょwwwおまwwwww

「死んじゃえばいいよ」て…

ルイーーーーーーーーーーーーース!!

こいつ、マジ鬼畜…ルイスの惨劇を知らない沙慈は「目標金額」を貯めるためにバイトしてます…(;つД`) 何この残酷シナリオ…欝なんですけど…


CBでもこの残酷な行為はキャッチされていました。スメラギさんも、ロックオンも、そして刹那も憤りを隠せません。
ルイスと連絡の取れない沙慈はルイスの所在を学生課に問い合わせます。そこで惨劇を知る沙慈。どうやらルイスは生きているようです。沙慈は急いでルイスの下へ。スペインへ飛びます。

一方ユニオンの基地では重傷を負ったチョンマゲくんが怪我をおしてカスタムフラッグの整備にいそしみます。彼もまた軍人。譲れないもののために戦っていました。チョンマゲくんは大槻教授が殺されたのは教授がCBの秘密に近づいたためではないかと予想していました。そこへガンダム襲撃の一報が。今度のターゲットはアイリス社の軍需工場。しかし働いているのは民間人。ということは襲っているのはあいつらですね。単独出撃でガンダムの迎撃に飛ぶグラハム。最近熱いね、この男。かっこよくなってきました。「そんな道理、私の無理でこじ開ける!!」と。これ「逆境ナイン」の「無理を通せば道理になる」みたいなもんですか。

兵器工場を襲う(完全に殺戮になってますが)スローネ。そこへ我らがヒーローグラハム・エーカー上級大尉が登場、スローネ・アインを圧倒します。そしてアインのビームサーベルを奪い片腕を破壊します。おお〜かっちょいい!しかし機体性能を補うため無理な機動をしたフラッグにグラハムの肉体がついていかないようで、彼は吐血してしまいます。
そしてこのアイリス社襲撃の報を聞いた刹那は居ても立ってもいられず飛び出します。


スメラギさんはヴェーダのハッキングの可能性に思いを馳せ、計画の遂行が不可能と嘆きます。そこにチョンマゲくんからメール。大槻教授の死を知らされます。そしてさらに…

ルイスの元に駆けつけた沙慈。
病室に佇むルイス。

そしてバイトをして貯めたお金で、以前街で見かけて欲しがっていた指輪をプレゼントする沙慈。コイツなかなかの男ですな。見直しました。そしてその勢いで告ろうとする沙慈ですが…

「ごめんね、沙慈」

「せっかく買ってもらったのに、すごく、キレイなのに」

「もう、はめられないの…」

そして左手を差し出すルイス。その手には…手首から先がありませんでした…

うおおおおおおおおおおおおおおお、なんだこの欝な展開はぁぁぁぁぁ!!
かわいそう過ぎる!なんだこれは!
「V」のときの「母さんです」に匹敵する残酷さ。沙慈もルイスも普通の人だったのに。突然戦渦に巻き込まれて…
どう立ち直るんだ、沙慈も、ルイスも…

そしてグラハム相手にまさかの不覚を取ったヨハンを先頭に帰路に着くスローネ3兄妹。突如彼らを襲うビームの閃光!

「3機のガンダム・スローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する。」
「エクシア、目標を駆逐するっ!」


燃える展開、燃える引き、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



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