
機動戦士ガンダムOO 第10話「ガンダム鹵獲作戦」鑑賞記
ようやく二桁に突入。前回いいところで終わったのにスタートはバカップルとその母親のどたばたラブコメディ。でも着物姿が意外とかわいかったから許す。
役に立たない砲台デュナメスと代わってもらえない鬼ごっこの鬼役エクシアが悪戦苦闘している頃、ピンクティエレンの接近に怯えるアレルヤ。てか悲鳴あげまくって挙句に失神。使えねぇ、コイツ。そしてあっさり鹵獲。駄目すぎる。
キュリオスを鹵獲して一息ついた人革連のMS部隊を今度はヴァーチェが襲います(こう書くとまるで悪役ですなwww)人革のMSをまさにゴミのように蹴散らしながらキュリオスが鹵獲されたことを知るや、ティエリアの取った行動はなんと救出ではなく証拠隠滅!いやちょっとは助けるとかしろwww
そんなキュリオス&アレルヤのピンチを救ったのは敵であるピーリス少尉(味方の艦を助けるだけです)。類稀なる操縦技術で性能差のあるヴァーチェを追い込みます。
以前のサーシェスといいこのピーリス少尉といい、ガンダムマイスターたちよりも明らかに技量という面では上のような気がするのですが、MSの性能のおかげで勝てている主人公たちっていうのも何か情けない気がしますね。ランバ・ラルが聞いたら例の名台詞を吐くぞ、きっと。
一方気絶したまま鹵獲された情けなさ満点のアレルヤですが、人革連のメカニックがどうやってもコクピットが開けられないために持ち出したチェーンソーみたいなヒートサーベルみたいな道具によりハレルヤくんが覚醒します。でもって予想通り内部からビームを乱射して補給艦を爆破して脱出します。
ヴァーチェのほうはというとキュリオスを取り逃がしたということでわらわらと集まってきた人革連の方々にターゲットにされ、よってたかって襲われます。そして両手両足にかけられるワイヤー。関節部にはトリモチランチャーみたいなものを吹き付けられ身動きが取れなくなってしまいます。背中のキャノン砲だけで応戦しようとしますがそのキャノン砲にも取り付かれ完全に動きを封じられてしまいます。それでも出力の違いでMS引きずって動こうとしますが、ピーリス少尉にとどめを刺されそうになります。
そこでティエリアが覚醒!?ヴァーチェの装甲が脱げたーーーーーー!!
中から出てきたのは…ノーベルガンダム!!じゃなかった。
どうやらガンダムナドレというようです。でも髪の毛が生えてます。え?
ナドレになると宙に浮かんだままのキャノン砲を手持ち武器として使用。取り囲んでた人革連のMSを破壊してゆきます。その姿に恐怖を覚えたセルゲイ中佐はすぐに撤退を指示。ティエリアも危機を脱します。が、ナドレはまだ晒してはいけない機体だったらしく刹那やアレルヤのように計画から逸脱した行動を取ってしまった自分を責めます。その際、一人称が「俺」→「僕」→「私」に変化します。まさか声優が男性で、無いと見せかけておいての「実は女」オチですか!?
さてちょっと忘れかけていたプトレマイオスですが、刹那の永遠に続く鬼ごっことロックオンの威嚇射撃のおかげで敵部隊は撤退。ホントはセルゲイの指示ですが。これで今回終わりかと思いきやまだハレルヤのままだったキュリオスとばったり遭遇のセルゲイ中佐たち。ついてないのかなんなのか。
そんな中、頭痛の元ピーリス少尉をいたぶるハレルヤ。そんなピーリス少尉を助けるべくミン中尉が間に割って入ります。しかし雑魚呼ばわり。そりゃねぇよ、確かにそうだけど。そのミン中尉、特攻に近い体当たりで時間を稼ぎセルゲイ中佐たちを逃がす時間を作ります。ピーリス少尉はミン中尉を助けようとしますが「男の覚悟に水を差すな」という中佐の言葉に悔しさを押し隠し撤退します。セルゲイ、カッコイイよセルゲイ。
で、残されたミン中尉ですが…ピーリス少尉というおもちゃを奪われたハレルヤにいたぶられじわじわと死の恐怖に晒されます。そのあまりの恐怖に「自らの命」を捨てて仲間を助けたミン中尉も「死の恐怖」に怯えることになります。ココらへん人間のリアルな感情という感じがしていいシーンと言っては御幣がありますが感心してしまいました。結局最後は串刺しでしたが。
最後はアレルヤが「人でなし」と自嘲し、ティエリアは見たこともないような完全な女顔で涙にくれ、それを見たスメラギさんも「また間違えてしまった…」と泣きます。ココまで無敵だったCBも、今回も結果的に敵を退けたとはいえ失うものも多かった模様。
次回以降が気になりますな。