第二に、ドラフト改革

これはニュースや新聞で言われているように完全ウェーバー制にするべき。
プロ志望の新人選手を一旦プロ野球機構か何かにプールし、シーズンの下位球団から
順番に一人ずつ指名していく、というスタイル。
ここでは今のドラフト制度みたいに複数球団での競合というものは一切なし。
指名した時点でその球団が交渉権を得ることができるようにする。
既に指名された選手を、たとえ同巡内であっても指名できないというところが
現行のものとは決定的に違う。

で、逆指名(自由獲得枠)は一切廃止!
もしするのであれば社会人のみOK。年齢的に高卒・大卒よりも選手生命が短いのが
その理由。もちろんどうしても行きたい球団があるからって高卒で社会人入りして
自由獲得枠で入団しようとする、させようとするっていうのが現われると思うので、
社会人でも25歳以上の選手のみ自由獲得枠OKとかにアレンジしてもいいと思う。
自由獲得枠を使用した球団はその年のドラフトに参加できない等、著しく獲得人数が
制限されるなどのペナルティを設けてもいいと思う。

ウェーバー制を導入することによって、各球団の戦力差を少しでも埋める。
金満球団、人気球団だけいい選手を獲れるようになり、戦力の一極集中化、
という状況になってしまうといずれプロ野球は衰退すると思うんだな。
さらに、こうなると各球団のフロントやスカウトの情報収集能力や監督・コーチ陣の
育成手腕、育成方針が球団ごとに明確になり、非常に面白いと思う。

選手獲得の機会は公平平等であるべき。
その先の育成に関しては各球団の腕の見せ所。これぞプロでしょ。

もちろん憧れの球団に入りたいと思う選手も多いと思うから、FA権の獲得までの
期間を2〜3年短くする。
選手として脂の乗り切った時期を逃させるのも可哀想だしね。

少なくとも今年から導入された高校生とそれ以外のドラフトを分けるというのは
あんまり賛成できない。高校生の進路決定の時期がどうのこうのという理由だったと
記憶しているんだが、それなら大学生や社会人も高校生と同じ時にやってしまえば
いいんじゃないかな?

去年の一場獲得問題や、それ以前から言われている新人獲得に際しての裏金疑惑など
これまでの制度には疑問視すべき点がいくつもあり、こういった部分を
クリアにしていくことが、プロ野球の未来に欠かせないのではないかな、
と、思う次第でございます。