機動戦士ガンダムF91

人間だけを殺すマシーンかよぉっ!
ビルギット・ピリヨ
このセリフは増えすぎた人口を減らす(=殺す)ために作られたマシーン(バグ)の傍若無人さを目の当たりにしたビルギットのセリフです。彼はMSヘビーガンでバグを掃討しようとし、逆にバグの猛威に命を落とすことになります。

それまでの彼は軍人でありながら、どこか無責任というか、突如として巻き込まれた状況に対応しきれず、ひとまず脱出を、と考える人物でした。しかし目の前で行われていく無差別殺戮を見過ごすことが出来ずに、自らが望んだであろう脱出作戦の途中に無謀な行動に出てしまう。だけどそれは軍人として恥ずべき事ではない、いやむしろ人間として当然の行動なのかもしれない。

目の前で殺戮や暴力が振るわれていたとして、自分にそれを抑止する力があれば、その力が及ぶ及ばないに関わらず、自らの危険を顧みず、飛び込んでいく。

そんな男に俺はなりたい。
私はお前とリィズをちゃんと育てたよ…ちゃんとな、育てたよ…
レズリー・アノー
独断でフロンティアWへ潜入、結果としてクロスボーン・バンガードから追われることとなってしまったシーブックを助ける際に、致命傷をおったレズリーが、シーブックの母親への誤解を解こうとして本当のことを語るシーン。最後に彼はこう呟いて命を落とします。

はたして俺は人生の終焉のときに自信を持ってこの言葉を子供たちに言えるのでしょうか?
日々精進です。

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